マイクラ統合版(スイッチ・スマホ)で友達と遊ぶサーバーの立て方|Bedrock版サーバーの手順と開けるポート

この記事のまとめ

  • 統合版(Bedrock Edition)のサーバーソフト Bedrock Dedicated Server は Minecraft 公式サイトで無料配布され、配布ページはスマホ・Xbox・PlayStation・Nintendo Switch と Switch 2 から同じIPアドレスとポートで入れると説明している。
  • 動かせるのは Windows と Ubuntu で、Linux 版は Ubuntu 22.04 以降。VPSでは Ubuntu に zip を展開し、LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server で起動する。
  • 26.50 から専用サーバーの通信方式が NetherNet になり、ConoHa のマニュアルは 19132-19133 を TCP と UDP の両方で許可するよう案内している。古い手順の UDP だけでは入れない場合がある。
  • 公式ガイドのサーバーの追加手順は端末ごとに分かれておらず、ゲーム機ごとの画面の違いや制限は公式の資料では確かめられなかった。公式のサーバーサービスとして Realms(月額 $3.99 または $7.99)がある。
  • 共通の手順(VPSの借り方・ufw・バックアップ)は Java版の記事に書いたので、この記事では統合版で違うところに絞る。

統合版(Bedrock Edition)の友達用サーバーは、公式の Bedrock Dedicated Server を Ubuntu のVPSに置いて、19132番ポートを開ければ立てられる。Minecraft 公式の配布ページは、スマホ、Windows、Xbox、PlayStation、Nintendo Switch と Switch 2 のプレイヤーが、同じIPアドレスとポートで入れると説明している。ただし2026年9月の 26.50 から通信方式が変わり、ポートの開け方も古い手順のままでは足りない場合がある。

この記事は、公式の配布ページ・ドキュメント・事業者の公式マニュアルで確かめた内容をまとめたもの。実際にサーバーを借りて試した記録ではなく、公式の手順にもとづく整理である。確かめた日は 2026-11-07 で、バージョンや料金はこの後変わる。VPSの借り方、ufw の使い方、バックアップなど、Java版と共通の手順は マイクラ Java版のマルチサーバーの立て方 に書いた。この記事では、統合版で違うところに絞る。

統合版とJava版は別のサーバー

Minecraft 公式の配布ページによると、Bedrock Dedicated Server(BDS)は統合版のマルチプレイ用の公式サーバーソフトで、無料でダウンロードできる。Java版のサーバー(server.jar)とは別のソフトで、手順もポートも違う。スマホやゲーム機で遊ぶ友達がいるなら、統合版のサーバーを立てる。Java版のパソコンの友達とも一緒に遊びたい場合は、この記事の範囲を超えるので扱わない。

統合版(Bedrock) Java版
サーバーソフト Bedrock Dedicated Server(zip) server.jar
動かせるOS Windows、Ubuntu Java が動く環境
既定のポート 19132(server.properties の server-port) 25565
入れる端末 スマホ、Windows、Xbox、PlayStation、Switch、Switch 2(配布ページの説明) Java版のパソコン

立てる前に確かめること

配布ページに書かれた動作環境は次のとおり(2026-11-07 確認)。

同じページのよくある質問には「小さなサーバーなら RAM は少なくとも 1 GB」とも書かれていて、動作環境の 4 GB と数字が合っていない。事業者側の目安は、ConoHa のマニュアルが Minimum RAM を 1024 MB としている。さくらのVPSは、統合版スクリプトのマニュアル(スクリプト自体は公開停止中)に、想定人数ごとのおすすめプランを載せている(2026-11-07 確認、料金は変わる)。

想定人数 石狩 大阪 東京
1〜4人 1,738円/月 1,848円/月 1,958円/月
5〜9人 3,520円/月 3,740円/月 3,960円/月
10人以上 7,040円/月 7,480円/月 7,920円/月

人数ごとのメモリ量は、事業者の資料には載っていなかった。借りるときはプランのメモリを画面で確かめる。

手順1:テンプレートで作る(ConoHa)

ConoHa

ConoHaのドキュメントサイトの「Minecraft 統合版」のページには、次の内容がある。

さくらのVPS(スクリプトは公開停止中)

さくらのVPSのスタートアップスクリプト「Minecraft Server(統合版)」は、マニュアルによると2024年12月19日から公開を一時停止している(2026-11-07 確認)。マニュアルには Ubuntu 24.04 / 22.04 で使えることや導入の流れが残っているが、新しく使う手順としては扱わない。

マニュアルには「バージョンアップにより利用できなくなる可能性がある」「サーバー環境は利用者自身で管理する」「管理や運用の問い合わせには答えられない」とも書かれている。画面例や設定の説明(white-list、ログの日付が2019年)も古いままで、現行の通信方式や許可リストの説明と合っていない。さくらのVPSで立てるなら、手順2の手動の方法になる。

手順2:手動で立てる(Ubuntu)

SSH でログインした Ubuntu から始める。Microsoft Learn の Getting Started に書かれた流れは次のとおり。

  1. 配布ページから Ubuntu 用の zip を取得する
  2. 空のフォルダ(例:~/MinecraftServer)に展開する
  3. そのフォルダで、次のコマンドを実行する
cd ~/MinecraftServer
LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server

初回の起動で、worlds フォルダなどが自動で作られる。ワールドの名前は server.properties の level-name で決まる。常時動かすには、systemd や screen など、SSH の接続を閉じても動き続ける仕組みを別に用意する(さくらのVPSのスクリプトのマニュアルでは screen と systemd を使っている)。

同じ Learn のページは Linux を「Ubuntu 18 以降」と書いているが、配布ページは 22.04 以降としている。新しい配布ページの記載に合わせる。

server.properties の主な項目

Microsoft Learn の一覧から、友達用サーバーで見る項目を抜き出す(既定値は同ページの記載)。

項目 既定値 内容
server-name Dedicated Server サーバーの名前
gamemode survival 新しいプレイヤーのゲームモード(survival、creative、adventure)
difficulty easy 難易度(peaceful、easy、normal、hard)
max-players 10 最大人数。大きくすると動作が重くなる
online-mode true true だと全員が Xbox Live で認証される。外部からの接続は設定にかかわらず認証が要る
allow-list false true だと allowlist.json のプレイヤーだけ入れる
server-port 19132 IPv4 の待ち受けポート
server-portv6 19133 IPv6 の待ち受けポート
view-distance 32 許可する描画距離の最大(チャンク数)
level-name Bedrock level ワールドの名前(worlds の中のフォルダ名)

allow-list の既定値は食い違っている。Learn は false としているが、ConoHa のマニュアルは、バージョン 1.26.30.5 から専用サーバーの許可リストが既定で有効になったと書いている。ConoHa のマニュアルには、許可リストが有効でユーザーが登録されていないと接続できないとある。友達だけに絞るなら、allow-list=true にして、Learn の Getting Started にあるゲーム内のコマンド /allowlist add <ゲーマータグ> で登録する(空白のあるタグは /allowlist add "Gamer Tag" のように引用符で囲む)。外すときは /allowlist remove <ゲーマータグ>。allowlist.json を直接直したときは /allowlist reload で読み込み直す。

ポートを開ける:26.50 以降の注意

ここが、古い手順と一番違う。

最後の server-udp-ports と transport は、Learn の server.properties 一覧(確認時点)には載っていなかった。手動で立てるときは、配布した zip に含まれる説明と、Minecraft 公式の最新の更新情報で、設定の書き方を確かめる。ufw の基本(SSH を先に許可してから有効にする)は Java版の記事 と同じ。事業者側のファイアウォール(ConoHa のセキュリティグループなど)にも許可が要り、ConoHa は「ufw とセキュリティグループの両方で通信が許可されている必要がある」としている。

スイッチ・スマホから入る

Minecraft 公式ガイドの統合版(Bedrock Edition)の手順では、メインメニューの「Play」から「Servers」タブを開き、一覧のいちばん下にある「Add Server」を選んで、名前、アドレス、必要ならポートを入力する。「Play」で直接つなぐか、「Save」で一覧に保存できる。入るには、サーバーの管理者から受け取るアドレス(IPアドレスなど)が要る。ガイドのこの手順は、端末ごとに分けて書かれていない。

Nintendo Switch については、公式の資料で確かめられた範囲は次のとおり。

ゲーム機ごとの画面の違いや、機種ごとの制限は、今回見た公式の資料には書かれていなかった。画面に見当たらないときは、非公式の回避方法に頼らず、Minecraft の公式ヘルプで自分の機種の案内を確かめる。

立てずに済ませる道:Realms

ゲーム機の友達が多いなら、公式のサーバーサービス Realms がある。公式ページによると、Realms for Bedrock Edition はコンソール、モバイル、Windows から使え、他の Bedrock 版プレイヤーとクロスプレイができる。

Realms Realms Plus
月額 $3.99 USD $7.99 USD
同時に遊べる人数 登録者 + 2 人 登録者 + 10 人
招待できる友達 10,000 10,000

友達は無料で遊べ、サーバーは24時間使える。新規加入者向けの無料体験がある(日本語ページに「1 か月」、購入手順のページに Realms Plus の30日間とあり、記載が分かれる)。VPSの管理もポート開放も要らない。人数が少ないなら、VPSの月額と比べて選ぶ。

次にすること

  1. 遊ぶ人数と、入る端末(スマホ、Switch など)を決める
  2. 同時に遊ぶ人数が Realms の上限(登録者+2人、Realms Plus は登録者+10人)に収まり、管理を避けたいなら Realms、設定を自分で決めたいならVPSを選ぶ
  3. VPSなら、Java版の記事 でVPSの借り方とufwを確かめ、この記事で統合版のソフトを置く
  4. 友達にIPアドレスとポート(19132)を伝え、許可リストに友達のゲーマータグを登録して、入れるか確かめる

出典(確かめた日)